2006-02-01から1ヶ月間の記事一覧

「堀」「掘」誤報の件検証2

「堀」「掘」誤報の件検証に、児童小銃 .456 - 「堀」「掘」問題の教訓という反応をいただきました。元の検証記事は、自分でもうまく整理できてない気がしていたので、「どうも違和感が拭いきれない」という感想はよくわかりますが、この批判を読んで考えて…

変人前原と変人小泉の違い

前原さんは、あくまで強行突破を図るようで、これは民主主義政治の本質論から言えば民主党に全権委任させろということで問題外なのだが、戦術としては一理ある。つまり、ここで謝るより、もっとたくさん傷を受けてもとにかく一本取ってから全部まとめてあや…

日本には暇な技官って多いのね

「ネット企業の技術系の役員が暇なわけない」ということは自分には当然の常識のように思えるので、そのへんが理解されてないことにイラだって、反射的に上の記事を書いてしまったけど、よく考えると、その常識はごく一部でしか通じないことにも気がついた。…

ライブドア代表取締役の山崎徳之氏は生粋の技術者だよ

ライブドアが意外と技術系っぽいことについてで指摘していたことだけど、熊谷氏逮捕の後を受けてライブドアの代表取締役に就任した山崎徳之氏は、生粋の技術者です。さるさる日記 - 勝谷誠彦の××な日々。 以下私のもとに寄せられている情報の断片から大マス…

引越し予告

圏外からのひとことはリニューアルした上で、ここ(はてなダイアリーのid:essa)に引っ越すことに決めました。ただ、しばらくの間はその時間が持てないので、実際に行なうのは1〜2週間後になると思います。引越し中は、プライベートモードにして調整しますので…

「堀」「掘」誤報の件検証

永田議員はハメられた!という記事に間違った事実を含んだ内容を書いてしまったので、それについて検証の記事を書いてみます。と言っても、結論を先に言えば、今回の件は「結果には問題があったがプロセスには問題がない」ということで、基本的には自分のブロ…

堀→掘疑惑は大ハズレ?

永田議員はハメられた!というエントリーで、このメールが偽造である根拠として、フォントによって「堀」の字が手へんの「掘」になってるということを第一にあげましたが、これが間違っていたようです。本日、自民党の平沢議員が、別ルートで入手した問題の文…

2ちゃんねるの良識

2ちゃんねるには、「へえー、よく気がつくな」というカキコもありますが、普通のカキコの中に健全な良識がコンパクトに圧縮されているようなものもあります。http://news19.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1140385243/171 金が動いているのは同意。両者(武…

2時間ドラマのメールのようなメール

永田メールの件について、日曜日のサンジャポでテリー伊藤が「2時間ドラマのメールのようなメール」という面白い表現をしていました。敏腕プロデューサーならではの着眼点だと思います。要するに、観客を意識した文章ということですね。普通、リアルの会話や…

ハウルの軽やかな獣性とソフィーの清らかな鈍重さ

ハウルは、二つの相反する特性を持った存在です。ひとつは軽やかさ。それは飛翔する場面や時空を通り抜ける魔法の数々として表現されています。もうひとつは、魔王に変身したハウルによって象徴される全てのものを解体し食らい尽くす恐しい力。この二つの特…

「プロフェッショナル」は技能でなく職業倫理で認定される

河合隼雄が言っていたことだが、カウンセラーがカウンセリングの内容を口外しないのは、職業倫理であると同時にひとつの技能でもあるそうだ。「今日のクライアントがさあ、こんなこと言ってたんだよ」と家族であれ同僚であれ、それを漏らしてしまうことで失…

永田議員はハメられた!

民主党が公開した堀江メールは、2ちゃんねらの調査力によって一日で偽造確定です。http://news19.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1140204431/258 堀の中の出の部分が違う。掘のと一緒。 メーラーの行揃えから考えると頭になにか文字が入ってる可能性は低い→…

表現の自由とアーキテクチャの「過去」と「未来」

「表現の自由」について、レッシグの言う「アーキテクチャ」を考慮した上で再考すべき時期が来ていると思う。この問題は、過去につながる部分と未来につながる部分がある。過去につながる部分とは、Sankei Web 国際 イラン大使、ホロコーストの存在に疑問呈…

警察とテレビを信じるならば

http://news19.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1140086758/116 偽名でチェックインして睡眠導入材を買って、着るつもりもないTシャツを買って袋を捨て、包丁を買って、歩きながら箱を取って捨て、三つ葉のマークを刻印し、むき出しの状態にしてTシャツに…

野口氏怪死事件中級編 -- 新石垣空港に関する疑惑をどう評価するか?

入門編では、「確実な事実」のみを扱いましたが、ここから、不確実な推測も交じえます。そこで、まず、これを読んでいただきたいと思います。「きっこの日記」は要するにどんなサイトなのか(きっこの日記検証3) [絵文録ことのは]2006/02/08 じゃあどうし…

[?date=20060209#p03:title=過負荷?問題]その後

xreaさんのサポートに問い合わせた所、5分!で回答があって、下記のスレッドにあるのと同じ問題ではないかとのことでした。 XREA SUPPORT BOARD - Service Temporarily Unavailableというエラー ClickableTooltipを入れた関係で、先月からJavaScriptライブラ…

野口氏怪死事件入門編

野口英昭氏の「自殺」事件については、ネットでたくさんの噂が流れています。マスコミの報道も錯綜していて、何が何だかわからない方が多いと思います。そこで、この事件について入門編として、ごく基本的な事実だけをまとめてみたいと思います。しっかりフ…

「ウェブ進化論」書評

ここに「避難所生活」として書いたエントリー全てが、この本を読んで考えたことであり、広義の書評であるとも言えるが、最後に一般的な書評を書いてみたいと思う。 ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる (ちくま新書)この本には、著者もあとがきで述べ…

明け渡し=奴隷化なのだろうか?いずれにせよそれは市場では解決しない

アドセンスは21世紀のフルブライト留学制度だというエントリーに小飼さんから、404Blog Not Found:アドセンスは21世紀の奴隷貿易だという批判をいただいた。これは、ぱっと読むと「総論賛成各論反対」的な批判なのだが、その「各論」の中には、非常に重要な…

梅田望夫に「わはははは」と言わせた男

梅田望夫さんが「ははははは」と言っている(タイトルの「わはははは」は客寄せのための嘘だけど「ははははは」でもビックリというか、もうひと押しで「わはははは」と言いそう)。長年の梅田ウォッチャーとしては、格調高いこのブログの中に、こんな下品なス…

Moleskin Diary - NHKはどこに行く?

短かいけど、重要な記事。NHKに限らず、現在団塊世代をつかまえている企業は、ひたすらこの世代を逃がさないように余計なことをしないのが、最も合理的な戦略になる。ジリ貧で発展性はないけど、へたに年齢層のレンジを広げようとして団塊世代が離れてしまっ…

Tivo対電通

タイムシフト&CMカット視聴を売り物にしたテレビ録画サービスのTivoの日本参入が、電通にとって致命的な事態になる。これから、電通はそれを必死で阻止するだろうという話。 大前研一氏は自身が経営するテレビ番組「大前研一ライブ」「大前研一ニュースの視…

「産業構造」の中の人、必死だなw

naoyaのはてなダイアリー - 似たようなことをやってるけど実は違うことをやってる人たち ここに引用されている圏外からのひとこと 避難所 - トランザクションがないのに金になるシステムという記事を書いた時、私がこの続きとして書きたいと思っていたことを…

アドセンスは21世紀のフルブライト留学制度だ

平和への道─フルブライト奨学金が目指したものとは 「この留学生計画は、米国と世界中の若者が互いの国の実情をよく知り合うことによって、意見の相違、対立は話し合いでこそ解決すべきで、武力で制圧すべきではない、という共通認識が広がることを期待して…

沸騰するミーム

やかんを火にかけるとお湯がボコボコと沸騰することは予測できる。しかし、泡がどこで発生するかは予測できない。同じように、ネットを火にかけるとミームがボコボコと沸騰することは予測できる。しかし、どこでどのようなミームが発生するかは予測できない…

メタリアリスト梅田望夫

梅田さんは「Web1.0的」という言葉を褒め言葉として使うことがあるようだ。それを知らないとビックリすることがある。梅田本イベントで、グリー副社長の山岸さんを隣に置いて、梅田さんは「SNSのビジネスモデルは1.0的」と言っていた。私のような2.0原理主義…

トランザクションがないのに金になるシステム

ライブドアの技術の話へのYamatoさんのコメント 我々はライブドアのポータル以上のシステムをいくつも見ることが出来ます。電話の交換機、気象予報システム、大企業のERPシステム、コンビニのPOS等、ライブドアが素人の集団では無い事に間違いはないでし…

アーレントとマックスヴェーバーがもし1973年生まれだったら?

アーレントとマックスヴェーバーがもし1973年生まれだったら、間違いなく「ウェブ進化論--本当の大変化はこれから始まる」の書評をブログに書いていただろう。この二人は「グーグル以降」の世界について、グーグルよりはる前に研究していた人である。マック…

相手の長所を自分のロジックの中でまず肯定する

前のロングテールのエントリーで用いたロジックを、説得の為の方法論として一般化すると 対立する相手の概念の長所を、自分のロジックの中で、一般化した上で肯定する それに同意を得る 同じ一般化したロジックに乗って、自分の論点を主張する 反論があった…

ロングテールとは「薄利多売から超薄利無数売」という変化である

これはロングテールを一般人に説明する為の方法の案です。ロングテールとはひとことで言うと「薄利多売から超薄利無数売」という変化です。「薄利多売」というのは、今では常識になっていますが、ビジネスの方法論としてひとつ前の時代から見ると大きな革命…