1999-02-01から1ヶ月間の記事一覧

AI・吉本ばなな・無料のパソコン

コンピュータやソフトの業界は、案外はやり言葉に踊らされるものである。何かキーワードがあると、猫も杓子もそれにのっかって、バブルが生まれ「ソフト開発はXXXで生産性が10倍になる」「これからはXXXを知らないとソフト技術者は生き残れない」と…

「アムリタ」 吉本ばなな

サミー・ソーサのCMを見ていると、フォームの美しさにほれぼれする。これと同じような感慨を抱く作家が、私には3人いる。*村上春樹*と筒井康隆と夏目漱石である。この3人は、日本語の使い方において、天才的であり、熟練しており、うまさを感じさせない…

こころの骨折

誰でも一度や二度はつらい目にあったり傷ついたりしたことはあります。その時に、自分をはげましたり、問題に直接立ち向かって解決したこともあります。そういう経験から、*アダルトチルドレンや不登校の問題について、「もっと前向きに考えよう」「そんな嫌…

閉じこもり恐怖症

私のように家族が閉じこもりでどこへも出ないとなると、いろいろな所に事情を話して出ていけない理由を説明しなくてはなりません。これが体の病気ならたいした説明はいらないけど、こころの問題で外出できないというのは、なかなか理解されなくて大変です。 …

My best of 田口ランディ

94年頃だと思うけど、会社で「インターネットというものがあってこれは凄いことになる」と誰かれかまわずわめいていました。その頃は、個人向けダイアルアップのサービスがIIJとリムネットくらいしかなくて、ソフトウエア技術者でも「インターネット」とい…

「約束された場所で」 村上春樹

村上春樹のエッセイを読んでいて一番不思議だったのが、「走る」話だ。この人は、結構本格的なランナーで、毎日のように相当な距離を走る。ギリシャに住んでいる時に、朝、走ったら現地の人にすごく不思議な目で見られたとか、ホノルルマラソンに参加したと…