Moleskin Diary - NHKはどこに行く?
短かいけど、重要な記事。
NHKに限らず、現在団塊世代をつかまえている企業は、ひたすらこの世代を逃がさないように余計なことをしないのが、最も合理的な戦略になる。ジリ貧で発展性はないけど、へたに年齢層のレンジを広げようとして団塊世代が離れてしまったら致命的。
人口比で見てもそうだけど、購買力で見たら、ここに巨大な恐竜の頭があって、それより下はロングテールでしかないんでしょうね。
(追記)
書いてから気がついたけど、「最も合理的」っていうのはちょっと微妙かも。その方法は経営者にとって合理的なんだけど、その経営者が率いている組織にとっては、団塊の寿命が組織の寿命っていうのはちっとも嬉しくない。ここまでハッキリ見えているリスクに何の対策もしないっていうのは合理的じゃないですね。
「組織にとって非合理的な戦略が経営者にとって合理的である」っていうのを、「コーポレートガバナンスがなってない」というんでしょうね。
こういうタイプの勝ち逃げを狙う層が、平気で「品格」なんて言葉を使うんだよな、何の根拠もなくただの思いこみなんだけど。