2000-01-01から1年間の記事一覧

「コンセント」を誉める力

まず「朝倉ユキ」という主人公の名前が変。妙に通俗的な割にはリアリティーがない。美しくないセンスがない名前。サブキャラの書きこみが甘くどいつもこいつも存在感がない。前半で場面の転換が唐突で不器用な所がたくさんある。だから、後半のトリップの衝…

俺が俺になった日

何故か上下反対にして「ランディ田口」と呼ぶ人をたまに目にするようになったんだけど、「ランディ田口」ってやめてほしいなあ。なんか、プロレスラーみたいなんだよね。それも、中堅の実力派。それでランディ田口じゃなくて*田口ランディ*の長編「コンセン…

負け方

将棋というゲームはとても不思議な終わり方をする。投了と言って負けた方が終わりを宣言するのだ。たいていの場合、勝ってる方には決定権がない。「もうこのへんでいいだろう」と思っても、相手がウンと言うまでは指し続けなくてはならない。どこで終わるか…

スランプ

スランプじゃ。日記も書けんし仕事もすすまん。

希望の国のエクソダス

子どもたちに向かって語る言葉がないということをどれほどの日本人の大人が自覚しているだろうか「希望の国のエクソダス」には、暴力もSEXも壊れた人間も出てこなかった。そのかわりに、*村上春樹*風の「見る」男が主人公だった。状況を変えていくとか、状況…

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最近、ある人から「ホームページは尖ってなければ意味がない」というような主旨の話を聞いた。個性を殺して公平で幅広い情報を提供しようとするのは無意味だ。ネットにはたくさんのページがあり、同じテーマを扱っていてもアプローチはさまざま。そして、ユ…

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しゃべり場第1期終了。最後に全員がひとことづつ感想を言う中に「言いたいことを言わないと追いてかれる」という表現があって、う〜んと唸ったらその次の人が「これに出たいと言う人はもう一度考え直したほうがいいですよ」としみじみ言っていた。「言いたい…

おまえに金を使わせようとする奴は大統領だって敵と思え

「おまえに金を使わせようとする奴は大統領だって敵と思え」僕の父は無銭飲食の常習犯だった。いや、正確に言うと父はひとつの信念をかかえて生きていて、その信念にできるだけ忠実に生きていたと言うべきかもしれない。幸いなことに、その信念は間欠的に発…

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「国が金を無駄使いすると雲散霧消して何も残らない。民間に金を渡すと、ほとんど無駄使いしないし、したらしたでそこには文化が残る」なんていう話を渡部昇一さんが言っていて、なるほどと思っていたら、「番頭に10億円くらい平気で渡すくらいの金持ち」の…

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今日は、ネットの世界ではちょっと名を知られた人に会った。仕事がらみなので、その相手の名前も会見の内容もここでは書けないが、ちょっとしたヒントだけ書いておく。帰ってから、息子に「今日○○さんに会ったぞ」と言ったら、「え、何、ホント、リアルで?…

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“躾”という言葉には、順化というか、大人の言うことに従うというようなニュアンスがあります。あれは有害じゃないでしょうか。必要なのはもっとシンプルで、社会的ルールを守ることのコスト&ベネフィットだと思うんですが。今日のJMMでの*村上龍*の発言だけ…

今日はちょっとスランプ気味・・・。

今日はちょっとスランプ気味・・・。

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今日のサンデープロジェクトである人(名前忘れた)が「系列取引はB2Bの敵」という鋭い意見を言っていた。「B2B市場の日米格差は約2倍だが、日本側の数字には系列取引の数字が含まれている。本当はこれを除外して考えなくてはいけない」とか、「本当の規制緩和…

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これはまだまとまってない漠然とした考えなのだけど、公立の小中学校に通うというのは、大人が考えるよりすごくハードなことかもしれない。会社っていうのは、みんなが別々の仕事をしている。例えば営業ならば、自分がA社の担当ならば隣はB社の担当であり、…

愛があれば母性愛なんていらない

名言その2。「愛があれば母性愛なんていらない」テレビで「最近の母親には母性愛がない」なんてこと言ってるのをよく耳にするが、そういうことを言う奴にひとこと言いたい。愛のない母性愛ほどこわいものはないんだよ。愛がないことが問題なのであって、愛が…

銀行にはタンス預金はできない

「銀行にはタンス預金はできない」私の名言?です。不良債券をなんとか引っぺがして何割かでも持ち帰ってきたら、今度は、それをどっかに預けなくちゃいけないんですね。これはこれで、結構大変かもしれませんよ。

zebedeeのマニュアルの翻訳

zebedeeのマニュアルの翻訳、配布の了承をお願いするメールを、作者のNeil Wintonさんに書いたら、ちゃんと返事が来た。ちょっとうれしかった。(今日は珍しくいかにも日記風だ)

「場の雰囲気」という怪物

17才の少年たちのクッキリとしたメッセージと対照的なのが、雪印の役員たち。無責任さにもあきれるが、もうひとつ印象的なことが、みんな「自分の言葉」を持ってないこと。なんとなく、語る言葉が空虚だと思いませんか?何か言えば言うだけ叩かれるのだから…

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大変なことに気がついた。豊川の主婦殺人、バスジャック、岡山のバット殴打事件、と3つの事件を並べてみると、どれにも模倣の後が見られない。 3つとも死人が出ている事件だからこういう言い方は非常に不謹慎だが、この3人の少年のオリジナリティは本物だ。…

TUGUMI

TUGUMIをビデオで見た。予想に反してものすごくよかった。邦画嫌いのうちの奥さんも感激して「御法度と同じくらいよかった」などと言っている。おいおい、もう少しまともなホメ方はないのかよ、と思うがとにかくそれくらい(どれくらいだ!)よかった。驚いたこ…

人相の悪い男の時代

食中毒事件を起こした雪印の社長は、貧相なくせに随分横柄でなかなか人を不愉快にさせてくれる。どうみても、こいつ本音では「俺のせいじゃない」と思っている。じゃあ誰のせいなんだと言うと「誰だか知らんがそういう些事はシモジモの者が適当にやればよい…

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日本EC業界お笑いの構図というページには笑ってしまった。日本人って本当に横並びが好きなんだなあ、ということがよくわかる。

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長い間ソフト業界で仕事をしてきて、実ははずかしく思っていた。「技術者」と呼ばれる人種の中で、ソフトの技術者だけはちっとも勉強しないし理論を知らないし理論と現場が乖離しているし、だからやることがいいかげんで確信が持てない。それでも全員がそれ…

しゃべり場で聞いた、今日のひとこと。

自分が自分らしくあるって、ものすごく自然なことで、ものすごく大切なことだと思う。

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西遊記の孫悟空は「こち亀」の両さんにソックリ。異常な生命力の持ち主で、物欲が強くて、なんでもやりすぎて痛い目を見るが、ちっともこりることがない。世界の果ての5本の柱(実はお釈迦さまの指)にションベンひっかける、という有名な場面なんか、得意げな…

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選挙と受験が共通にかかえる問題点。それは、選択が1回こっきりであることだ。選挙では数年に1度、受験では一生に一度。たった1回の選択であまりにも多くのものごとを決めてしまうのがおかしい。これに対して市場というのは、選択そのもののメカニズムには、…

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教師、警官、医者、官僚・・・。資格が必要な職業で、昔は自動的に立派な人と見なされた職業だが、不祥事続きのものだ。それも、金銭欲とか名誉欲のようなわかりやすい動機でない、理解不能な不祥事を起す人たち。しかも、そういうのが続々出てきて、「あれ…

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PS2のワークステーション版ができるという噂があるそうだ。できたとしたら、ジュラシックパークやタイタニックがご家庭で作れるという凄い性能のマシンになるので、パソコンとは別のジャンルになるという見方が普通だろう。しかし、別のそのグラフィックエン…

松本はじめ君名言集

しゃべり場という、 10代の少年少女が語りある番組があるが、これに、松本創(はじめ)君と言うなかなか素晴しい少年が出ている。彼は小学校5年から学校へ行かないで、無人島へ行ったり演劇をしたりで、非常にユニークな生き方をしている人だけど、そういう独…

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カウンセラーの資格をとろうと思ったら、絶対に必要な条件がある。それは、自分自身がカウンセリングを受けることである。しかも、上級の資格になるほど条件が厳密で要求される時間も長くなる。河井隼雄氏は、ユング派の本場のスイスで修行したが、ユング療…