2003-04-01から1ヶ月間の記事一覧

SARSウイルスは変異が多い?

アメリカも感染者数は多いのもかかわらず、人工呼吸器を必要とする人は一人だけで 圧倒的に症状の軽い人ばかりです。香港の場合は10%以上が集中治療室送りという のと比べると、差が大きすぎて、とても同じ病気とはみえないほど。 CDC所長のガーバーディ…

embrace the conflict -- 葛藤を楽しもう

新人にした話をまとめた。このファイルはそのうち消すけど、"embrace the conflict"というタイトルは気にいっているので、もう少しバージョンアップしてまたどこかに書きたい。

アマチュア国家日本

エリートは,本来,責任感をもったプロのことであるが,日本では,努力をしないで金儲ができるルートに乗った人を意味する。このため国や社会に責任をもった能力の高い人材を育てるエリート教育は,悪となった。 バブルはこのアマチュア化の絶頂で発生した。…

誤報DDOS攻撃

アメリカは意図的に大量の誤報をリークしているのではないか?何か隠したいことがあった時に、日本政府のように黙ってしまうのはヘタなやり方だ。黙ることで「何かある」と気がつかせてしまい、情報が漏れた時に「祭り」になる。ネットを勘定に入れなくても…

ラインをギリギリ超えたマニアな位置

うまいなあ。Rubyのよさを的確に表現してると思う。Rubyという言語は人の創造力をいろいろなかたちで刺激する言語だけど、Rubyの褒め方にも無限の可能性があるような気がする。いっそのこと「Rubyの褒め方コンテスト」開催したらどうだろう。もちろん、俺も…

極限まで進んだ政治は、技術と区別がつかない

短い文章だけど、そこにこめられた意味は重い。

ツッコミビリティとオープンソースジャーナリズム

ずいぶん前から、オープンソースジャーナリズムということを考えている。市場メカニズムと同じような「神の見えざる手」がネットにもあって、これがおのずから真実を明らかにしていくという仮説だ。市場メカニズムとは、みんなが大勢で集まってそれぞれが儲…

Javaがわかるはずがない(注:珍しくこの項は純粋に同業者向けです。落ちもまともです)

この時期、日本中でたくさんの新人プログラマがJavaを習っていると思う。そういう人たちに言いたいことがある。「あなたに絶対Javaはわからない。わかるはずがない。いや、わかってはいけない」 これでは呪いの言葉になってしまうので、もうちょっとていねい…

Software People vol.2

こんな内容の濃い雑誌を見たのは久しぶり。中でも山田正樹氏の「知識創造とソフトウエア開発」が抜群にいい。開発手法というものに根深い不信感があるプログラマーにおすすめ。開発手法という奴は、なぜかプログラミングという行為の中にある何かの実感が抜…

埋めたい生徒ランキングは自爆テロ?

こういう理解しがたい変な犯罪は一種の自爆テロと見るのがわかりやすい気がする。根っこに「自分を破壊したい」という強烈な衝動を感じる。そして、自爆テロは圧倒的な非対称を感じる所から生まれると言うが、同じ世代のひとりとして自分がそういう状況に置…

させていただきます

なぜか「始めます」と言えなくて「始めさせていただきます」と言ってしまう状況は無茶苦茶こころあたりがあるので、ビジュアライズしてみた。すると、客先にプレゼンしている俺と先方のキーマンである担当者とその上司の部長が見えてきた。明らかにこのプレ…

SARSについてはタイに注目

http://www.bangkokpost.com/News/09Apr2003_news111.html タイは政府の方針として、国内でSARSに感染した国民が死亡した場合は100万 バーツの弔慰金を贈ると発表した。またSARSの病院での治療は特別待遇とし、 (保健の)費用上限を適用しない。さらに交…

ゴバクもロクバクもねーの

ゴバクもロクバクもねーの。 可哀相もへちまもねーの。 人がバタバタ死んでいくの。 戦争ちゃぁそういうもんなの。 by おれのばあちゃん

ミクロとマクロ

最近のソフトウエア開発は、昔では考えられないくらい少人数、短期間で行なわれる。だから、メンバーひとりひとりが「このシステムはそもそも何をするものなのか」「なぜこのシステムが必要なのか」「このシステムで何が変わるのか」という問題意識を持つ必…

ツッコミビリティ

「情報のツッコミビリティと信頼性は比例する」という定理(ツッコミビリティの定理?)を思いついた。ツッコミビリティとは、もちろん造語で、その言明のツッコミやすさを言う。たとえば、昨日引用したこの主張はツッコミビリティが高い。短い言明の中に論理…

日本企業に「使命感」を取り戻す策

原題は「日本企業にハングリー精神を取り戻す策」だが、内容とタイトルが一致していない。本文では、日本企業に足りないものの本質は「使命感」だと明確に言っている。その分析は明解で説得力がある。でも、なんでタイトルが「ハングリー精神」なんだ?スト…

「ただそこにいる」だけじゃ崩壊する国

まあアメリカは「ただそこにいる」ってだけで 自分達の存在を確認できないんだろ。 なにでもいいから外敵と戦い、相対的な状況でしか アイデンティティを確立できない、おこちゃま新興二流国って事だ。 911でその潜在してた部分が吹き出した。 ブッシュだの…

「文書で受け取った作戦に従え」という指令

誰も指摘していない(?)ようだが、「文書で受け取った作戦に従え」って、イラクの指揮命令系統が崩壊してるって自ら言っているようなものだよね。2CH軍事板にあったCNNのニュースに対するコメント。ここを見てると、公開されているソースだけちゃんと分析…

ストレートに「好きです」と言うしかない

今からふりかえると、フランスの唐突とも思えるような米英支持表明は、戦局の決定的な傾きの直前だった。あの国がいかに冷静に状況をにらんで国益を計算して動いていたのかがわかる。また、どういう仕組みなのかはわからないが、機能する情報ソースと分析力…

片岡義男「日本語の外へ」

伝わってないのでもう少し書きたいが、さすがにネタがつきてきた。ただ、ひとつだけ言い残したことがある。俺がこうやって紹介すると支離滅裂にむやみにいろんなテーマをつめこんだ、だらしがない本のように思えるだろうが、そうではない。この本のテーマは…

片岡義男「日本語の外へ」

伝わってないのでもう少し書く。片岡義男という人は、本来、こういう難しいことを書く人ではなく、バイク乗りの少年やサーファーの青年を、一切の内面描写を拒否して、徹底的に映画的に外側から「彼はこうした。彼はこう言った」とだけ書く小説家である。そ…

片岡義男「日本語の外へ」

伝わってないのでもう少し書く。この本にはブッシュ大統領のスピーチがいくつか引用されており、それが「明解さ」という英語の最も優れた特質から微妙にずれて、節度のないあからさまな言葉になっていることを指摘する。それにまつわるたくさんのエピソード…

片岡義男「日本語の外へ」

伝わってないのでもう少し書く。アメリカの強さは、いろいろな文化を混ぜあわせてよいものを作り出せる多様性であり、その多様性のおおもとは「自由」というキーワードで表すことができる。一方、アメリカが他の国に自分のスタイルを強制する時に、それを象…

片岡義男「日本語の外へ」

"I'm hungry" と言う言葉は「僕は腹へったけど君はどう?」という問いかけを暗黙に含んでいて、それについての両者の立場を明確にしようという方向性を持っている。相手のほうが腹へってなければ、我慢しておいて後で行くか、喫茶店のような食事も飲み物も注…

ジサクジエン行為規制法案

この一連の投稿だけ最高に面白い。

なぜ「なぜ?」が必要か

我々の社会は、お互いの中に、うつろいやすい条件で組み込まれた一連の仮定に基づいて構築されており、不断の見直しによってのみ、この仮定と信頼の枠組みは、われわれが深刻なトラブルに陥ることがないよう、きちんと一貫した状態で維持されることができる…

4つの文化(新人むけ「お話」用メモ)

ソフトウエアは'70〜'80にかけて、互いにほとんど交流のない4つの領域に分裂して進化した。それが'90から相互に浸透しはじめ、インターネットの発展とともにこの4つの領域をしきる壁は消滅しつつある。これが、純粋な技術の問題であれば、「正しい」方法を見…