誤報DDOS攻撃

アメリカは意図的に大量の誤報をリークしているのではないか?

何か隠したいことがあった時に、日本政府のように黙ってしまうのはヘタなやり方だ。黙ることで「何かある」と気がつかせてしまい、情報が漏れた時に「祭り」になる。ネットを勘定に入れなくても、メディアの数と種類が圧倒的に増えているので、情報を一切漏らさずにすますことは困難だ。だから、情報を出し渋ると注目を集めた所に燃料を投下してしまうことになる。

逆に、ウソの機密情報をいろいろなルートからリークするとどうなるか。多くのメディアが特ダネ合戦をやってるから、どうしても釣られる所が出てきて、小規模の祭りが起きる。嘘だから燃料は継続的に供給されないのですぐおさまる。これを繰り返せば、みんな疲れて飽きる。そこで、たまたま本物の極秘機密が漏れても「またか」と思われて簡単に見すごされてしまう。

このような効果を期待して、情報が漏れてしまうことを前提として、事前に誤報を大量に流すという情報管理の手段はありえる。いわば誤報DDOS攻撃で、これをくらうとわれわれの監視の目がマヒしてしまうというしくみだ。今回の戦争で、アメリカ政府はこういうやり方を試して、その効果を確かめているのではないだろうか?