Software People vol.2
こんな内容の濃い雑誌を見たのは久しぶり。
中でも山田正樹氏の「知識創造とソフトウエア開発」が抜群にいい。開発手法というものに根深い不信感があるプログラマーにおすすめ。開発手法という奴は、なぜかプログラミングという行為の中にある何かの実感が抜け落ちてる。何か大事ものが無いことはわかるんだけど、それが何か口で言えないから、余計ハラたってくる。この文章はその「何か」を「暗黙知」というキーワードを使って解きあかしてくれる。
「音楽とソフトウエア開発」という記事には、静的芸術と動的芸術という話が出てきた。レコーディングとライブの違いだ。プログラミングは何度でもやり直しがきくから、静的芸術に近いんだろうと思っていたら「プロジェクトは刻々と進行する動的芸術です」という話だった。そうか!プロダクトでなくプロセスを見てないとだめなんだ!。やられた。
アジャイルモデリング関連の記事もなかなかよかった。