パーティで一番クールでなくちゃいけない職業

kaerudayoさんのツッコミによると、欧米では「0〜2歳までに、繰り返し同じビデオを、ひとりで、見せている」なんてことはあり得なくて、そういうデータが無いみたいです。

これを聞いて、私は次のように考えました。

「てことは、児童心理学や認知心理学を研究する人にとっては、日本にはあり得ないくらい極端なデータ、人体実験なんかしたら『非人道的』と言われちゃうような、無茶苦茶な環境下で人間がどう育つのかっていうサンプルがたくさんあるわけだ。そういう実験結果を、言語的文化的なギャップなしでいくらでも調査できるわけで、これはそういう関係や人間工学の研究するのに、日本が有利になるってことだな。うまくやれば、研究で先進国になってそれを新規産業育成につなげられないかな」

だから、もうしわけないけど子供のことはあまり心配でないんです。

それで、子供より気になったのが現場の人が燃えつきちゃうんじゃないかということ。大魔法使いマトリフの言葉を思い出しました。


よく覚えとけ。魔法使いってのはつねにパーティーで一番クールでなけりゃならねえんだ。
全員がカッカしてる時でも ただ一人 氷のように 冷静に戦況を見てなきゃいけねえ…

この話もそういうことではないかという気がしますが、「最前線にいる一個人の善意や犠牲精神」でなりたっているっていうのは、実にありそうだと思います。これはよくない。対人援助をする人はクールでないと職責を全うできないと思います。こちらはすごく心配です。