働かない働きアリの居場所

昆虫学者によると働きアリの10%は全く仕事をしないでサボっているそうだ。それでこの10%をどければ残りの90%は全部仕事するかと言うとそうならなくて、新たに働かないアリが10%出現するということである。つまり、仕事しない奴が一割くらいいるのは自然なことなのである。

この仕事をしない一割に居場所を与えないとどうなるか?そういう連中は官僚や銀行員や政治家や土建屋になる。彼らは仕事がなんなのかわからないまま一生懸命働き、残りの9割は仕事ができないようになる。これが現在の日本の姿である。

9割は仕事ができるし普通の環境に置かれれば仕事をする。日本では仕事ができない奴をベトナムに連れていくと、とたんにSARSを撲滅したりしてしまう。日本にいてもゴーンさんにまかせれば、やはり借金をどんどん返してしまう。

1割は仕事をしない奴で、本性のままにサボらせておけばいい奴なんだが、小さい頃に「仕事をしない奴は生きる価値がない」と洗脳されてしまったのが不幸。本性を変えないまま仕事をしようとするので、マイナスの価値を生み出してしまう。優秀な奴は2兆3000億くらいのマイナス価値を楽に生み出す。努力と才能は疑うべくもないが、仕事がなんなのか知らないまま仕事をするので自分の本性を再生産してしまうのだ。残りの9割は生産性を奪われ仕事を奪われてしまう。

働かない働きアリに居場所を与えてこれをやめさせれば、日本は全てうまくいくのである。