Great People Can Manage Themselves
Googleの経営の真髄に迫る記事。企業としてGoogleのキモは「HiringとTechnology」だそうだ。テクノロジーは当然として、Hiringって何だ?雇用という意味は一応知ってたけど、まさか雇用じゃないだろと思って辞書を引いて確認してしまったが、やはりこれは雇用だった。
つまり、凄い奴を雇えばあとは連中が勝手にやる、それが"Great People Can Manage Themselves"ということだ。社員が凄い奴ばっかりならマネージメントの極意は何もしないことということになる。「どうやって凄い奴を選別するか」に本気でエネルギーと知恵を使えばGoogle社ができるということなんだろう。
なるほど!と思うと同時に、それほどBrilliantでない我々はどうしたらいいのだろうか?ということも気になる。もはや、普通の人間は仕事をしないですませる方法を真剣に考えるべきかもしれない。
Brilliantな奴が集まってITを使って仕事したら、生産性は数百倍、数千倍だ。全員が仕事しなくたって食っていける。というか、そういう奴は回りの生産性も上げてしまうので、遅かれ早かれどんな業種でも供給過剰になる。
そんなことが普通になってしまったら、普通の人は仕事をしない方が世の中のためである。少なめに仕事をして金をかけずに遊んで暮らせる人が、むしろ倫理的な人と言うことになるのではないだろうか?別にそれほど突飛な考えではなく、「あくせく仕事をするな」っていうのは、中世ではどこでも普通にあった考え方なんだけど。こういう所を哲学がサポートしてくれるとありがたいのだけどな。