そもそも系の時代
最近、「そもそも〜は何なのか」という文章をよく目にする。
そもそも知る権利って何?(悪マニの産経新聞の主張を考えてみる会)。そもそもプライバシーって何?(RFIDに対するsheepmanさんのコメント)。そもそも憲法って何?(日本人が背負う二重の困難BYミヤダイ氏)。そもそも資本主義って何?(CNET Japan - 第6回 起業家は資本主義に不可欠BY西川 潔氏)。
「明治維新の志士は低学歴」とか言ったけど、大久保利通とか坂本龍馬とかはこういう議論には強そうだ。当然、世の中変える為にはこういうタイプの人材が必要だ。
しかし、そういうデカい話じゃなくて、単に商売で儲けようとする場合にも、こういう思考から発想しないとだめなんじゃないかな。ドッグイヤーで世の中がくるくる回るから、原点から考えないと目が回っちゃって何もできないからね。今まで「専門家」っていうと枝葉末節の技術論ができる人ってイメージだったけど、これからは、こういうふうに原理から考えられる人じゃないとダメってことかな。
哲学が実用的なスキルになりつつあるような気がする。そのうち、リクルートがこういう「そもそも系」の情報誌を出したり、哲学の資格試験ができてそれ用の専門学校ができたりするんじゃないかな。