無料パソコン
日本でも無料パソコンが登場したが、アメリカでは199ドルパソコンが出るそうだ。これは199ドルと言っても、無料パソコンよりもっとラディカルで「ハードウエアのみで収益を上げる」そうだ。これまでの無料パソコンは、日米ともパソコン本体はタダでも、広告を見せられたり指定したプロバイダーに(有料で)加入したり、という付帯条件があった。こちらの199ドルパソコン(アイトースターという)は、そういうオマケが一切ない。本当に2万円強出せば、後は何をしても自由だ。この記事に書いてあるとおり、これが事業として継続できるとしたら、パソコンというものは新たな段階に入ったと言えるのではないか。
そして、なぜそれが可能かと言うとOSがWindowsでなくLinuxだからだそうだ。 OSが何であっても、とりあえずWEBとメールが出来ればよいという人には、関係ない。最初からGUIのわかりやすいアプリが付属している。トースターという名前が示すように、家電の感覚で使えるマシンだそうだ。
予言してみよう。今年中にアメリカで来年中に日本で以下のことが起こる。
- こういうLinux家電パソコンに追随する企業が多く現れ一大市場が出現する
- 価格競争が激しくなり、カーネルに手を入れて、必要メモリを少なくしてコスト削減を図る所が出てくる(あるいはハードディスクが不用な製品)
- Linux向けのアプリの市場が一気に立ち上がる(特にゲーム)
そして、マイクロソフトはこういうことに対する反応は早いので、何か対応策を打ち出してくるだろう。 Windowsの*オープンソース*化と、OfficeのLinux版までは予想できるけど、何かもっと驚くようなこともやると思う。