学区解放

文部省の研究開発校に公募型という記事によると、来年度から公立の小中学校でも、学区外の学校に通えることになるそうだ。研究なんとか校という本題より、例外的とはいえ学区外からの通学を許可するというのは画期的だ。

住所により通う学校が自動的に決まるという今の制度は、もちろん子供(親)の側に選択の権利がないことが大問題なのだけど、一方で、学校側、先生の側としても自分の教えたい生徒を集められないという制限がある。先生が生徒を選ぶというと、成績や素行で問題がある者を排除するという風に思われるかもしれないが、そうではなくて、生徒にも個性があるように先生にも個性があって当然であり、ランダムに振り分けるのでなくて、お互いがお互いを選ぶ方が自然だしうまくいくのではないか。