QuickMLよりquickなMLサービスとしてのはて☆スタ

QuickMLとは超お手軽に無料でメーリングリストを作れるサービスですが、はてなスターは、これよりもっとお手軽なメーリングリストとして使うことができると思います。

  1. 主催者がブログに「○月○日飲み会」というエントリを書く
  2. 参加希望者はそのエントリに☆をつける
  3. ブログ主は☆をつけてきた人に☆をつけかえす
  4. はて☆スタのメッセージ欄で場所や時間を打合せする

参加希望者が、はて☆スタのメッセージ欄に何かを書くと、それ以降の書き込みは各人のメールに転送されてきます。ログは、はてなメッセージのページから見ることができます。つまり、メッセージ欄に書くことをML参加と見なすと、はて☆スタはメーリングリストのようなものでもあるわけです。

過去ログ(メッセージ欄)を見ることができるのは、ブログ主のfavoritesな人、つまり、そのブログ主が星をつけた人です。それが誰であるかは、その人のはて☆スタのページ(たとえば私だったら→http://s.hatena.ne.jp/essa/)によって、他の人にも確認できます。

ふだんからはて☆スタを活用している人だったら、上記手順の2「参加者が☆をつける」と3「ブログ主が☆をつけかえす」という作業は不要です。つまり、「○月○日飲み会」というエントリを立てた時点で、favoritesな人=暗黙に参加を許可する範囲となっているはずです。そうでなかったら、最初にエントリを立てる前に自分のfavoritesを見てて、何となくそれを呼びかけたい範囲の人が全部そこに入っているかチェックしておけばいいかもしれません。先に、その呼び掛けをしたい人全員に☆をつけてからエントリを立てれば、参加希望者はいきなりメッセージ欄に書き込むことができます。

そして、上記の2,3は、飛び入りでの参加希望(最初の☆)に対して☆をつけかえすという操作が参加を承認するという意味になります。この段階で何もテキストのやりとりが発生しないという所がドライでかえっていいかも。つまり、「参加したい」と☆をつけたけど、いつまでたっても自分をfavoritesに入れてくれないなら、暗黙に参加を拒否されたということになります。☆をつけかえしてくれたら「参加OK」ということで、即過去ログを見てメッセージ欄でのやりとりに参加できます。

はて☆スタのメッセージ欄は長いテキストは打ちにくいので、別に議論する場所(掲示板等)を用意して、メッセージ欄にはそのURLとパスワードを書いておくという手もあるかもしれません。

ブログ主から見て、既知の知り合いは即参加できて、新しい参加希望者はテキストのやりとり無しで参加承認拒否ができるという点が、手軽で精神的な負担が少ないものになるような気がします。

参加者から見たら、そのブログ主が信頼できる人だったら、そこで発生する臨時のコミュニティも信頼できるでしょう。誰がメンバーであるかはいつでもその人のはて☆スタのページを見ることで確認できるし、誰がこれから参加してくるかは、ブログ主が完全にコントロールできるわけです。

ただ、favoritesは、特定のエントリでなくそのユーザという「人」に設定されているので、複数の活動領域を持っている人だと、微妙に想定した範囲外の人が混じる可能性があります。その誤配の部分をどう見るかは、人によって違うでしょう。

それと、こういう使い方を想定すると、☆が消せないというのはちょっと致命的かもしれませんね。

もちろん飲み会だけでなくて、何が微妙なテーマについて議論したい時とか、プロジェクトを起こしたい時とか、いろいろ活用の範囲があるのではないでしょうか。「○○したい人はこのエントリに☆をつけてください」というコミュニティを立ち上げる呼び掛けのツールとしてとらえると、いろいろな使い道があると思います。

参考→アンカテ(Uncategorizable Blog) - はて☆スタをMLとして使用する例