北京留学生の報告

北京から帰国した人のカキコ。短いけど迫真のレポートだと思う。


朝、救急車のサイレンの音で目が覚める。
いつもならにぎわってるはずの商店街も軒並みシャッターを閉めて閑散としてる。
テレビではSARSに関する情報をやってたんだけど、日に日に欲しい情報が少なくなって、終いには「SARSに対してみんな一丸として頑張りましょう」みたいなコマーシャルだけが流れるようになった。
学生寮では熱を出しても他人には言えない空気がある。ただの熱かもしれないのに、熱が出たことが知られた時点で寮全体が隔離措置になっちゃうから。
たぶん隠れSARSとかもまだまだ居ると思うよ。

「日に日に欲しい情報が少なくなって」っていう所が恐い。熱が出ても安心して出頭できない状況で(これは現地の人の方がもっと切実だろう)、感染をおさえることは可能なのだろうか?