コンビニのおかあさん機能

上で引用した記事は、コンビニ研グルメ班日記


ちなみにコンビニをおかあさん機能の外部化と見抜いたのは、id:a2004 さん。

という話からたどっていったものだが、実は「コンビニのおかあさん機能」にそれより先に着目してたのは、村上龍だ。


キャッシャーの脇に暖かいおでんを置くことを考えついた人はほとんど天才ではないかと、セブンイレブンに行くたびに思います。あのおでんの匂いと立ち上る湯気が作り出す「家庭的情緒」によって、つい犯罪を思いとどまったり、自殺を考え直した人は案外多いのではないでしょうか。/
無機的なコンビニが、あのおでんの湯気だけで(中村屋の肉まん・あんまんにも同様の効果がありますが)、雰囲気が変わってしまっていると思います。そういった豊かな戦略的思考を持つ企業が銀行業への参入意志を示したことは象徴的です。

ただ、それを「戦略的思考」と言ってしまい批判的な視線を持てなかったのが、ノンフィクション分野における村上龍の限界か。