予算は使い切る!

いやおうなしに「使い切る」ことに追いこまれていく現場の実感が生々しいです。


システムとして使い切りが発生する以上、他の様々な社会問題と同じように、「使い切りするな」と言えば済む問題じゃない。とすると、いかに役人の評価システムを変えていくか、いかに予算の増減を柔軟に行っていくシステムにするか、ということ。

これは全くその通りで、個人や倫理の問題でなくシステムの問題として考えるべきだと思います。

単純に考えれば、「予算」というシステムそのものが、「今年とよく似た来年」が来ることを前提としていますよね。その前提のもとでは、去年と同じ所がノーチェックで、変化している所をチェックすることが合理的です。

その前提が違っているのだから、変化している所を後回しにして、「去年と同じ所が本当に去年と同じでよいのか」をネチネチ攻めるような役割の人を用意すべきだと思います。