「自分を信じろ」と本気で言う大人がいるってことは、そんなにビックリすることなんだろうか?

ではそういう未来が2020年頃に顕在化し、かなり大きなインパクトをもって日本社会を変えていくのだとすれば、その「あとの半分」の世界でサバイバルする思考法っていったいどういう考え方なんだろう、ということを今後真剣に考えていきたいと思っているのだ。「直感を信じろ、自分を信じろ、好きを貫け、人を褒めろ、人の粗探ししてる暇があったら自分で何かやれ。」はそのプレビューみたいなものだったんだと思ってください。

まさに私はそういう受け止め方をした。これを起点として、一連の重要な考察がこれから出て来るのかな?という予感のようなものはあるけど、このエントリー自体はまさに「プレビュー」であって、真剣に論じるべき「本編」はまだ含まれてないと思う。

「本編」が出てきてこの反応なら理解できるけど、「プレビュー」では、ただ梅田さんがご自分の信条を吐露されているだけだ。

40過ぎのオヤジが理屈も無しにただ一方的に人生訓を言っている光景は、ほとんどの若い人にとって見慣れた光景で、普通それは何の苦もなくスルーされる。

「プレビュー」をスルーできないこの反応を全体的にとらえると、「僕が考えていることと正反対の言葉を、日本の大人たちから皆はシャワーのように浴び続けている」という梅田さんの言葉は、やっぱり当たってるんだなあと思う。

「自分を信じろ」と本気で言う大人がいるってことは、そんなにビックリすることなんだろうか?

とりあえず、そういう大人が現実に一人はいたってことは事実だ。その事実だけは、なるべく多くの人にまっすぐ受け止めてもらいたいと思う。梅田さんが何かよからぬ企みで本心を隠してポジショントークをしていると考えた方が、気持ちが安定するのかもしれないが、キャリアのあるコンサルタントが損得計算で言えることではないと思うよ。

もちろん、梅田さんの将来予測が間違っている可能性はあるし、ご本人が考えを変えることもあるかもしれない。でも梅田さんのこの信念は変わらないと思う。40過ぎのオヤジとはそういうもんだ。「シャワー」を信じるかそういう梅田さんを信じるかは自由だけど、梅田さんがそういう大人であり、現実に存在していることは、それとは別のレベルの誰にも否定できない事実である。