ClipmarksとUncategorizable Clipsと通過点指向のWeb2.0
Clipmarksというサービスがなかなかイケてます。
何をするかは、次のデモで一目瞭然。
専用のツールをインストールすると、アドレスバーの横にボタンが表示されます。クリップしたいページでこれを押すと、「クリップモード」に入り、カーソルの動きに合わせて、ページの一部がオレンジ色の四角で囲われます。そこでクリックすると、その部分がクリップされるわけです。これを繰り返して、保存のボタンをクリックすると別のウィンドウが表示されて、そこで入力したコメントやタグと一緒にクリップした内容がClipmarksのサイトに保存されます。
- 直感的にページの一部を切り取ることができる
- テキストだけでなく、タグや画像も一緒にクリップするので再現性が高い
- クリップしてそのままメールしたりブログに投稿したりすることができる
という所が特色でしょうか。
特に、そのままブログに投稿できる機能が素晴しい。クリップしてコメントしてブログにポストするという一連の操作が、流れるようにスピーディーにできます。
それで、以前取ったまま放置していた vox のアカウントを使って、Uncategorizable Clipsというページを作ってみました。しばらくの間、これで気になる記事のメモを取ってみようと思います。サインアップするとClipmarks - essa_uncate's clipmarksというページもできて、ここに蓄積することも出来るんですが、ブログに投稿した方が自由度が高い。特にvoxは、本やCDのメモには向いてそうです。
ソーシャル的な観点から言うと、他のブログに蓄積するよりは、自分の所に保存してもらった方がいいと思うのですが、このツールは、save = Clipmarks内に保存のボタンと、blog= 他のブログサービスに投稿が区別なくて、どちらも同じ手間でできます。他にもdel.icio.usとの連動機能もあったりして(これは何故か私のアカウントではまだうまく動いてないのですが)、徹底的にマッシュアップ指向になってます。
つまり、データが集まるサイトを直接目指すのではなくて、人が通過することによって間接的に人が集まりやがて自然とデータが蓄積されることを狙っているように見えます。そういう意味で、Yahoo Pipesに通じる所があります。
これから出てくるWeb2.0的なサイトは、後発の分だけ必然的にマッシュアップ指向が濃くなり、言わば通過点指向になっていくのかもしれません。