〜大ブロ式〜 - 「堀江と近藤=項羽と劉邦」説・あるいは徳について

張良韓信と蕭何の配役がピッタリ!

劉邦は、「将に将たる器」であるけど「兵に将たる」能力はあまりない。だから、旗揚げ直後、組織が小さい頃には、単なる無能な大将だった。司馬遼太郎さんは、その時の本当のボスは蕭何であって、蕭何が陰で全部仕切っていたみたいなことを書いている。人材が集まりはじめると、そっと身を引いて、経理(補給)部門の専任になったわけだけど。

近藤社長は実務面が無能とは思えないけど、ITmediaニュース:社長夫人が見てきた「はてな」という記事を見ると、役割分担として似たものを感じる。

韓信は名将であるのは間違いないけど、非常にアジャイルな大将で、機動力を生かした作戦で難しい勝負を切りぬけてきた人。だから、最後に劉邦がもの凄い大軍を集めてしまうと、それをうまく管理しきれなくなって凡将になってしまう(物量で勝つには勝つけど)。

論議を呼んだ、僕やはてながPerlを選ぶ理由というエントリーを見ると、いい面も悪い面も、naoyaさんにあてはまりそう。後方で大軍の指揮を取るタイプではなくて、最前線の難しい現場にいる方が生きるタイプだろう。

当代随一の参謀である梅田さんは、何も工夫しなくても誰が見ても普通に張良だし。