特定サイトの過剰SEOがXREAを巻きこんで自爆した?

という意見がありました。チェックする時間がありませんが、とりあえずリンクだけ。

Googleが過剰なSEOを排除することの正当性」という問題は、オリコン→アマおめ→メタ多様化 社会科学の自己言及性にからんでくる面白いテーマだと思う。

SEOというテクニックが価値を持つのは、Googleを使う人が多いからで、過剰なSEOが氾濫すると、Googleではいいサイトが上位に出なくなって、Googleを見る人がいなくなる。そうすると、SEOというテクニックの意味もなくなる。

GoogleSEOを排除するのは理解できるが、(この考察通りだったとすると)今回のように誤爆が出ては、迷惑である。しかし、SEO排除にもコストがかかるわけで、工夫の余地はあるが有限のコストの中で実行する以上は、多少の誤爆もあり得るだろう。

Googleはどの程度SEO排除にコストをかけるべきか」という問題は、ひとつはGoogleの経営の問題、かけるコストとそれによって向上する品質の問題であり、さらには、その品質の向上がシェアや広告収入にどの程度つながるかという問題である。

一方で、ネットユーザ全体がGoogleの公共性を認めているとしたら、Googleの公共的責務の問題となる。食品会社が品質管理をして、腐ったものを売らないようにするように、ページランクが腐らないように見張る義務が検索エンジン屋さんにあるという話になる。

そして両者が一致する保証はない。