ライブドアの広報担当の人、GJ
いくらなんでも朝一からみのもんたは勘弁してほしいけど、堀江さんが出てたんでしかたなく見ました。
堀江さんはちょっとナーバスになりすぎてて、何を聞いても「何か言うと一部を切りとられてしまうんで言えません」で、正論なんだけど確かに面白みの無い無難な発言に終始。
そしたら、TBSは、付き人みたいなライブドアの広報担当の女性に目をつけて、何度もカメラに映しては発言させようとする。「こういう状態で堀江さんと一緒に仕事するのは大変じゃないですか?」と、明らかに狙いのある質問に対して、
「でも押しつけてくる人じゃないので、やりやすいです」と一言。
これが見事でした。書いていると感じが伝わらないかもしれませんが、スっと素直に出た発言で、力が入ってなくて突っ込みようがない。堀江さんのイメージを一発でくつがえしてしまうようなセリフでした。
なんだ意外とコーポレートガバナンスができてるじゃないか。
少なくとも、その人は自分の仕事の意味をちゃんと把握していて、それを楽しんで充実した仕事をしている感じでした。TBS側は、できれば男と女の関係の下世話な話に持っていきたくて、それが無理なら堀江さんの独裁者的イメージを強調しようという意図だったんですが、その人の感覚では堀江さんは仕事のパートナーなんですね。ボスではあっても、それは単にひとつの仕事を違う側面から受け持っているだけの話で、対等なんですね。
個人として自分の本音を言いつつ、同時に広報担当として社長のイメージアップになるセリフ。どこまで計算してたのかはわかりませんでしたが、広報担当の人、GJでした。