アーレントは20世紀最大の「不思議ちゃん」

革命についての解説より。


「革命について」は、実証史学書でも、ユートピア構想でも、社会改良のための処方箋でもない。
したがって、それがはらんでいる「真理」は、事実との整合性や提案の実効性・有用性を尺度としては計りえない。

ほとんど「不思議ちゃん」呼ばわりだなこりゃ。


そして、もしそのような言説が何らかの意味を有しているとするならば、それは、読み手との対話の中でその都度見い出されていくものでしかない。
読みつがれていく中で新な意味を獲得し、また、何らかの意味を失っていく。この書物が生命を保っている限り、それは続くことになるだろう。

まあ、褒めてるからいいけど。