子供がおかしい・と言いたがる大人 - SOUL for SALE

重要な論点がふたつあると思う。

ひとつは、「再帰的近代と科学の関係」。


こうした社会では、科学的な根拠は科学的には提供できないのであり、その正統性は常に「より科学的であるかどうか」ではなく、政治・道徳(あるいは心情)の問題として再帰的に選択されるほかない。だとするならば、あらゆるものについて「なぜそれが根拠となるのか」という視点から、根拠の選択の前提を問うような立場こそが重要になる。

もうひとつは、悪者探しあるいは免罪符への欲望。


そういう形で「そもそも自分には責任の取れない問題なのだ」といった形の免罪符を要請する。