共謀罪に関して。


「共謀」「組織」の意味も適切に把握できない人が法律を語っているのにほとほと辟易する。

プログラム開発者の「意図」にまで踏み込んで強制捜査するような、警察や法務省が恐いんで、「トンデモに属する話」にも反応してしまいます。

冷静な議論も必要だと思いますが、できれば、office氏47氏の逮捕、Beyond氏の強制操作(サーバ押収)等について、学問的な観点から解説をお願いしたいと思います。こういう一連のことが、学問的に見て全く疑義がなく正当なものであるとわかれば、法律の条文上の問題や制定された(表向きの)意図に従ったまともな議論が多くなると思います。

議論されているのは、法律が恣意的な拡大解釈で運用されたらどうなるかということです。殺人罪ならば、どのように無茶な解釈をしても死体が無い所で逮捕するのは難しい。しかし、共謀罪が恣意的にデタラメに運用されたら、(殺人罪における死体の数のような)歯止めが無い所が、問題視されているではないでしょうか。


特に法律的な素養のない人が、「おそれ」とか「可能性」とか言って、いろいろトンデモ話を作り上げるのは非常にみっともない。

私は、これが「みっともない」けど必要なことだと考えています。もし、これをやめさせたいのならば、まずは治安維持政策の運用面での正当性を納得させることが必要だと思います。