わたしはどのようにして専門分野を決めたか

From adverse selection

タイトルを見てこれは、「わたし」のことを述べて、「専門分野」のことを述べて、両者の関係とその歴史について説明してくれるものだと期待して読む。

しかし、その期待は裏切られる。この人の場合、「わたし」と「専門分野」が分離しておらず、最初から最後まで、合体して一体化してしまっている「わたしと専門分野」について話している。これではタイトルの疑問への答えにはなってないと思う。

でも、このように「わたしと専門分野」が不可分の関係になっている専門分野が本来の専門分野なのだということがわかり、専門分野を模索する人に勇気と方向性を与えるいい文章だと思う。