ネット上に増殖する「Blog」: 米大統領選にも影響及ぼす新現象に

梅田さんに原稿料払って、枚数を限定して圧縮したモノを書かせると、やっぱりブログとは一味違った凄い文章が出てくるもんですね。

「50代以上、インターネット経験たぶんほとんどなし、Blogなんてもちろん見たことも聞いたことなし、しかし知的レベルはけっこう高い」という読者層をイメージして書いたそうですが、年齢関係なしに全てのブロガーに読ませたい素晴しい文章だと思います。


そしてブログが社会現象化した第二の理由とは、ネット上のコンテンツの本質とも言うべきこの「玉石混交」問題を解決する糸口が、情報技術の成熟によってもたらされつつあるという予感なのである。

ここが本当に鋭いなあと思います。特にここを「石から玉を抜き出す技術」という方向に限定してない所が、現場にいる人ならでは感覚で、そこが腹にストンと来る所以です。

ブログは「石から玉を抜き出す技術」でもないし「石を玉にブラッシュアップする技術」でもないわけです。字数を制限されてしまったら、そういう風に要約したくなると思いますが、それをあえてしないで、「糸口」「予感」というほのめかしで終えて、ヘタな結論を書かないでガマンするのがプロの技だと感じました。