「地元では露骨な利益誘導をしている」というコメントがありました。
「まともな政策をかかげているが利益誘導で当選する」政治家と「まともな政策をかかげて利益誘導しない」政治家を比較したら、当然、後者が望ましいですが、「まともな政策をかかげているが利益誘導で当選する」政治家と「まともな政策をかかげて利益誘導しないで落選する」政治家を比較したら、これは難しい質問ですが、悲しいけどやはり前者を選ぶしかない。
テレビの本質を「受動的な視聴者」と「ユニバーサル・サービス」と見るというのは、非常に現実的な見方だと思います。ネットとか「選択できる自由」を活用できない人はいるわけで、場合によってはそれが多数であるわけで、平井氏はそれを現実として受けいれているのではないかと思います。
地上波デジタルについての氏の提言はそこから発しているわけですから、ここで指摘されていることが事実だったとしても、そのことと提言にはギリギリの一貫性はあると思います。