人力データベースとしての「はてな」
これは「やられたあ!」という感じです。sheepmanさんが「はてな」の検索サービスとアンテナと日記の共通する要素は何か?ということを、見事にひとことで言いあらわしています。
Googleが巨大なストレージとCPU計算力とアルゴリズムによって達成していること。あるいはYahoo!ディレクトリがスタッフに給料を払って構築しようとしていることを。それらをはてなはユーザーにデータを入力するようなインセンティブを与えることによって極めて安価に達成している。
「何で俺がこれを書けなかったのだ!」と思うことはしょっちゅう(しかも最近多くなってる)ですが、ほとんどの場合はその記事にリンクして、「リンクしたったどおおお(よいこ浜口風)」と叫び、溜飲を下げると気がすんじゃいます。でも、これだけ見事だとさすがにちょっと悔しい。
気持ちがおさまらないので、近藤さんを総理大臣にしろと最初に言ったのは私だと宣言しておきます。そのうち、他にも言う人が出てくるかもしれないので。
それとFlowerLoungeさんで話題になっているはてなポイントの流通に似たことも、随分前にちょっとだけ考察しています。これがリアルな価値を持つことは充分あり得ることだと思います。
それと、ここに出てくる
- イキモノのようにうごめくシステムにしたい
- 俯瞰したときにシステム自身が情報を整理/収集しているように見える
- そしてシステム自身が情報を発信しているように見える
- 発信した情報が周りに影響を及ぼし、それが触媒となってまた情報が集まってきているように見える
という言葉は、まるで「はてな」を予言していたようではないですか。と言おうとして読みかえしたら、これは自分の言葉でなくまぐまぐの深水英一郎さんの引用でした(元記事)。
そんなようなことを昔書いた記憶があったんですが、自分で言ったことと人が言ったことがだんだんごっちゃになってるみたいで、まあいいや、それはそれで今風だしめでたい。