八頭身モナーの著作人格権

最初に「おまえもな」をカタカナにした奴がいる。次にこれにAAをつけたのがいる。それから、これにありとあらゆることを喋らせた奴がいる。さんざん好きなことを言ってそれに飽きた頃、胴体をぬーっと伸ばして八等身にした奴がいる。最後にこれをFLASHで踊らせたり歌わせたりした奴がいる。

とてもじゃないが、誰に著作人格権があるのかわからない。かと言って、面倒だから「共同著作物」にしてしまうと、これら全員の同意がないと「改変」ができないという、とんでもないことになる。

著作人格権なんてものは幻だったってことだ。

昔は、琵琶法師が全国を営業して回っているうちに平家物語ができた。今は、パケットがP2Pの中を駆け回ると創作物ができる。これが常態であって、個人が物を作るというのがでっちあげられた空想的な概念にすぎない。その証拠に、つんくとか小室のように創作能力とも編集能力とも判別しがたい才能が出現している。