『公共投資』という言葉を見たら、長島巨人を思いだせ

昨日の話を要約すれば「『競争力がなんたら』という新聞記事を見たら、K1の日本人選手を思いだせ」ということだが、同じパターンでもうひとつネタを書くと「『公共投資』という言葉を見たら、長島巨人を思いだせ」となる

4番打者のかわりに大魔人を2〜3人そろえておけば、どれだけ楽に優勝できるだろうか。おととしの横浜と戦うチームは、相手が9回で野球をやっているのに、8回しか与えられていないようなもので、 8回を終わって1点でも負けていたら、「ピッチャー佐々木」というコールで試合が終わっていた。これが3人もいてみなさい。 6回までに点をとらなければ、次の回から大魔人がひとり1イニング投げて試合は終わってしまうのだ。

きっと今年は日本中の飲み屋で、これと似たような話が出ていることだと思うが、長島に金を渡せば渡した分だけまた4番打者を集めてくるだろう。リリーフエースにすればいいのか足の速い器用なバッターにすればいいのかわからないが、4番打者を集めるよりよほど効率のいい金の使い道はいくらでもあるだろうし、素人でもそれは一目瞭然。

でも4番打者の続く打線というのは相手ピッチャーを消耗させることは間違いなく、なんだかんだ言ってもいくらかは意味がある。それに投資効率が悪くても、とりあえず勝ってるから、これは公共投資と言っても80年代のレベルだろう。今の日本の政府は、長島巨人の4番より、ずっとずっと明らかな死に金を使い続けている。やはり、これも見える無駄は騒がれるけど、見えない無駄は誰も気にしないことの一例。

そしてちょっと気のきいた人は、その長島を使い続けるナベツネあたりを酒の肴にするのかもしれないが、わが公共投資の迷監督のオーナーは誰かと言うと、あたりまえだけど我々自身です。