バンナ凄い!

バンナ凄い! 今日の相手はあまり有名な奴ではないが、2m10cmの巨漢のわりには体もしまっているし動きも速い。しかし、バンナの敵ではなく、フックがちょっとかすっただけで、眠るように沈んでいった。忍者が横から吹矢でも使ったみたいだった。

その前の日本グランプリの一回戦はどれも白熱したいい勝負で、それなりに面白かったが、バンナの一撃を見ると興覚めしてしまう。誰が日本代表になろうが、決勝トーナメントであの化物に勝てるとは思えない。間違って武蔵以外か出てきたりしたら、もはや決勝トーナメントは勝ち負けの問題でなく生き死にの問題という気がする。

たぶん、金融のプロから見たら、日本の金融機関なんてこんなもんだろうな。レベルが上ったとか下がったとか、合併したとかしないとか、武蔵の天下が続くのか否かとか、どこが資金量トップとかなそーゆーことは、なああんにも意味がない。日本オンリーの枠を取りさってしまったら、世界にはバンナのような化物がうじゃうじゃしてて、生き残れる奴はいないのだ。

K1では負けた奴がぶっ倒れるから実力差は一目瞭然だが、政治経済では素人にはそういう所が見えないから、おかしなことがまかりとおってしまうんだよね。

しかし、ピーターアーツだって負けないと本気でトレーニングしないみたいだから今年は違うだろう。フィリオやベルナルドだってあのまま終わるとは思えないし、毎年毎年凄い新人が出てくるし、K1ではバンナがいくらすごくてもとても絶対的な優勝候補とは言えない。ルール(勝ち負け)が明確で参入自由の自由競争だから、これだけ凄いのが次から次へと湧いてくるのだということは忘れてはならない。