あなたは自分で選択できる「世界」の中に住んでいる

(2007/3/29 追記)

このエントリで参照している、Lynne Twist さんの講演録の日本語訳は、リン・トゥイスト『ソウル・オブ・マネー』日本語訳 - harunoriyukamu :: wiki - livedoor Wiki(ウィキ)に移転しています。

(追記終わり)


Lynne Twistという人の素晴しい言葉

私たちは本当の所、「世界」の中で生きているのではないと思います。
私たちが住んでいるのは、「世界」についての「会話」の中です。
「世界」そのものは望むように変えることはできないかもしれない、でも「世界」についての「会話」を変えることはできるはずです。
そして、「世界」についての「会話」を変えた時に、あなたの人生は一変します。
なぜなら、あなたが本当に住んでいるのはその中だからです。その「会話」の中にあなたは住んでいるのです。

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選択できないつながりの中で

派生したエントリーからこういう順番で読んでみたけど、松永さんのインタビューで印象に残った所は、一連の「家族」に関する発言。

私がオウムを気に入ったのは、家族というものを重視しない。家族というのは今生の縁であって、たまたま親子に生まれました。でも来世はわかりません。家族同時に死んだら、人間だったとしてみんな同じ年齢から生まれるわけで、それがまた家族になるということはない。或いは敵同士が今度は恋人同士になるかもしれないとか、その辺は普通に仏教的な考えである。それに完全に則って行くと、家族とか関係ない。

松永: 親子の問題がいろいろと報道されていると認識はしているけれども、自分としては価値観的に、少なくとも家族という枠組みはぶっ壊してという。少なくとも、日本社会みんな壊せって意味じゃなくて、自分のところではそれを壊してしまってというのは、全然違和感がなかったというか、むしろ壊したかったというか。

松永 :例えば、家族というものに対してどうしても馴染めないっていうのかな。家族を一番の価値にする価値観だと何か馴染めないというのが、前からあって、その辺でどうしても話が合わない部分が出てくると思う。

何故かと言うと、この「家族」という問題だけが、松永さんの世界観の中でおさまりが悪いように見えるからだ。

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1.0から2.0を見る驚きをこめた生暖い視線の中に「2.0」の本質がある

R30さんの言い訳とか楽屋裏の話とかの中身の話については、選択できないつながりの中でというエントリーで書いたけど、このエントリではもうひとつ印象に残ったことがあって、それは、R30さんの泉さんに対する評価だ。

普通の感覚なら、そこで取ったインタビューを滝本氏などの裏取りもせずにそのまま公開するなど、あり得ないだろう。僕も理解できない。でも、彼女はたぶん「ジャーナリズム2.0」なんだよ。僕のインタビューのテクニックも、松永氏の公式見解トークも、何もかも全部「そのまま、聞いたまま」ぶちまけてしまって、そこから何かを生み出せると信じてるらしい。まあ、そういう信心から本当に何かが生まれることもあるかもしれないから、僕は過去の自分の「1.0」の流儀を彼女に押しつけるのは、諦めた。

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