「文書で受け取った作戦に従え」という指令
誰も指摘していない(?)ようだが、「文書で受け取った作戦に従え」って、イラクの指揮命令系統が崩壊してるって自ら言っているようなものだよね。
ここを見てると、公開されているソースだけちゃんと分析すれば、特別な情報ソースがなくてもでいろいろなことがわかるもんだ、とつくづく感じる。テレビが米軍苦戦を伝えていた時も、この板では圧勝は間違いなしと言う声が優勢だった。それも、某テレビ局のように事実と妄想的な願望をごちゃまぜにして一方的な主張をするのではなく、ソースと自分の推論の根拠を示して反証可能な言い方で言っていた。だから、議論になる時は建設的で実りのある議論になる。もちろん、それなりにノイズをかきわけるノウハウがないとそういうレスは見えてこないけどね。
で、そういう専門家の見るポイントは、「制空権」「指揮命令系統」「包囲」ということらしい。この観点から言えばイラクの勝つ要素は最初から無いけど、これが具体的にどのくらい片寄っているかを見ると戦争の行方がわかるようだ。
戦争を直視するってことは、こういう軍事的な知識、観点と谷山浩子さんの4/5の日記のような観点を常に両方かかえて持つことじゃないか思う。
「ただそこにいる」だけじゃ崩壊する国
まあアメリカは「ただそこにいる」ってだけで
自分達の存在を確認できないんだろ。
なにでもいいから外敵と戦い、相対的な状況でしか
アイデンティティを確立できない、おこちゃま新興二流国って事だ。
911でその潜在してた部分が吹き出した。
ブッシュだのラムズだの、あの余裕のない悪相がものがったてるよ。
そんなんに世界の警察なんぞ自認されちゃかなわんよ。
この戦争には勝つだろうけど他国は米国を政治的に成功させちゃいかんよ。
世も末。
(名無しさん@3周年氏)
田中宇さんもイラク戦争とブッシュ大統領の信仰で、アメリカの行動は合理的に説明できないと言っている。片岡義男さんが言う「自由」を人に「強制」する謎も病気っぽい。
こういう病気を直すには、自分の過去の嘘を洗い直す必要がある。嘘は嘘でも自分を支えている嘘だから、それを剥がすってことは自分がバラバラになることだ。これはとてもつらい過程になる。しかし、実は日本の方が先にその過程に入っているんじゃないかと思う。
名古屋の通り魔も該当しそうだけど、とんねるずと浩宮の間の世代が妙な犯罪を起こすのは、これに関して「被害担当艦」になっているからだ。
日本企業に「使命感」を取り戻す策
原題は「日本企業にハングリー精神を取り戻す策」だが、内容とタイトルが一致していない。本文では、日本企業に足りないものの本質は「使命感」だと明確に言っている。その分析は明解で説得力がある。でも、なんでタイトルが「ハングリー精神」なんだ?
ストレートに「使命感」と言うのはリスクがあったから「ハングリー精神」に言いかえなきゃならんかったのだろうか?会社を本当に動かすものは「使命感だ」なんて言うと笑われちゃうんだろうね。
でも、こういうこと言ってる人がリスクを避けてしまうのが、日本の病。言行不一致は、「言」が本質をついているとその分だけダメージがキツいんですよ。