分散した認証プラットフォームがメールを殺す
学生のように、交友範囲が同じコンテキストに住む人々にほぼ限定されている場合、そのコンテキストの中で一般的に使われているソーシャルソフトウェア(メッセージ送受信機能を備えたWEBアプリケーション)があれば、独立した存在としてのEメールは必要無くなります。ミシガン州立大学の状況がまさにそうでしょう。
局所的にこういう状況になるケースはは増えてきそうな気がするが、特定のSNSが、完全にEMailを駆逐できるかと言うとそれは無理。
でも、次のようなアイディアを発展させたら、可能かもしれない。
つまり、認証とサービス提供と友達管理を別のサイトで行なう分散SNSが発展して、その中で、メール(的なもの)が準インフラとして発展していくようなイメージ。
メールとは、誰でも書き込めて読めるのは自分だけというフィードだと思う。「誰でも」が「認証されていれば誰でも」になれば、スパムは無くなる。その認証が特定の業者によって一元化されているというのは気持ち悪すぎるので、連携しあう複数のサービスで構成されているのがよい。そういう認証のニーズと、いしなおさんの分散SNSが必要とする認証のニーズはすごく近いと思うので、両者を統合すべきだ。
というか、連携する認証プラットフォームができたら、分散SNSとEMail置き換えのメッセージングサービスが「フィード」という概念で一元化され、急速に発展すると思う。