この人が自分でググることが「フラット化」なのである

フラット化する世界の著者、フリードマン氏が、パウエル国務長官に「世界がフラット化したのに気づいたのはどこでだったのですか?」と聞いたら、パウエル氏はひとことで答えたそうです。

その答えとは「グーグル」。

かっこいいし、わかってる気配濃厚ですね。実際、その後には、「メッセンジャーで昼夜の区別なく仕事の指示が来る」という彼の部下の証言まであります。

国務長官が自分でググってそれを元にメッセで部下に指示を出すというこの話は、「フラット化」とは何なのかを具体的に理解する上で、非常に参考になるでしょう。こういうネタを思いつき(パウエルなら何かこの本にとって「おいしい」ことを言いそうだという嗅覚)、しかも実際にインタビューできちゃう所が、フリードマンさんの凄い所だと思いますが、私としては、この勢いでぜひ取材してほしい人が、もう一人います。

その人は、日本人なら誰もが知っているすごく偉い人で、自分でネットを使うことでさまざまな変化を回りに起こしているのではないかと想像され、この人が自分でググったりスカイプを使うという事例を示すことで、日本人は「フラット化」が何か一目瞭然にわかってしまう人で、なおかつ、その人はおそらくググったりスカイプを使ったりすることは当然で、もっと先進的なサイトやツールの情報にも通じたアーリーアダプター層に属することが、かなり確実に予想される人。

でも、いかにフリードマン氏の人脈でもこの人の取材は難しいかもしれない。

その人は、このエントリで、「あなたや私よりずっとうまくパソコンを使いこなしていても不思議ではないかと思います」と私が形容した人です。

思わせぶりですみませんが、騙されたと思ってちょっとクリックしてみてください。