荒井呉服店の娘

父の友人で八王子で生まれ育った人がいて、私がユーミンを聞いていると「おっ、荒井呉服店の娘だな」とよく言っていた。聞いてすぐわかるだけ偉いと思うけど、その言い方は興醒めだからやめてほしいと思ったものだ。ともかく、地元では有名な家なんだということは実感した。

考えてみると、中央フリーウェイなんていうのは、「今や談合の温床となっている道路公団血税を搾取しつつ建設した高速道路を走る有限の化石燃料を浪費しまくり二酸化炭素を撒き散らす車に乗った良家の子女が搾取される労働者が多数勤務する資本主義社会の象徴のような工場群のわきでくりひろげる能天気な恋愛模様」の曲であって、科学的社会主義がまだ説得力を持っていた時代によくやったもんだなと思う。

そんなことを思いながら、16ビートという音楽は、ロックに対する反逆であったんだなあと痛感するのである。

ちなみに荒井呉服店ココです。