ウェブログ・ハンドブック―ブログの作成と運営に関する実践的なアドバイス

誤報の反省の為、これを写経します。

ウェブログの倫理(P159)

  1. 真実だと信じることのみを事実として公開する
  2. マテリアルがオンライン上にあるなら、それに言及する際にリンクする
  3. 誤報があれば公に訂正する
  4. 後で変更する必要がないようにエントリを書くこと。そして、そうする場合でもリライトしたり削除するのでなく、エントリを追加すること
  5. 利害の衝突があれば開示する
  6. 疑わしく偏向のある情報源には注意する

誤報があれば公に訂正する」より


虚偽の記事をリンクしてしまったのに気付いたら、そのことを公表し、より正確な報道をリンクすること。
あなた自身の意見の中に不正確なものがあることが判明したら、間違っていたことを認め、正確なところを書くこと。
理想的には、こうした訂正はウェブログの最新の記事の中で、元のエントリに注記を加える形でなされるのが望ましい。

「利害の衝突があれば開示する」より


大部分のウェブロガーは、自分達の仕事や専門分野についてかなり率直である。
最新のオペレーティングシステムの長所を扱った雑誌記事を分析する場合、コンピュータプログラマーとしての専門知識があると、その論評に特別な重みが加わる。
ウェブログのオーディエンスは信頼の上に築かれているので、しかるべき場合には、金銭的な(もしくは、その他の衝突する可能性のある)利害関係を開示することが、どのウェブロガーにとっても利益になる。アントレプレナーであれば、提案された法案や企業合併がもたらす影響について特別な洞察力を持っているかもしれない。しかし、その人がそうした出来事から直接恩恵を被る立場にあるなら、論評を行なう際に、そのことについて言及すべきである。
サービスや製品に関心したウェブロガーがその企業の株を所有している場合、自身のウェブページでサービスの宣伝を行うたびに、そのことについて言及すべきである。レビュー用にCDをもらう程度のことであっても、ウェブロガーはその事実について言及すべきなのだ。そうすれば、読者はそのウェブロガーの好意的なレビューがその人の嗜好によるものか、それともタダでCDをもらい続けたいという願望によるものなのかを判断できる。


利害が衝突する可能性についてまず言及し、その後で自分の意見を述べること。そうすることで、あなたの論評を評価するのに必要な全ての情報を読者が得ることができる