13Hz!: NHKに反体制報道を求めるのはナンセンスだ

NHK問題に関して本質をついた論評だと思う。


今回の事件、冷静に考えてみると二つの論点があることが分かる。

  1. 朝日新聞の報道歪曲体質
  2. NHKの政治圧力に対する弱さ

政府の側に立つモノは1を徹底的に主張し、反政府の主張に立つモノは2を徹底的に批判する。今回の問題は上記二つのどちらが欠けても成立しなかった事件だと思うのだが‥‥。どちらか一方だけが「議論の本質」なんてことはあるまい。

そして、後者の問題が難しい。「公正中立」を求めると言っても、何が「公正中立」なのかについて人々の意見が一致しない。これについて、13Hz!さんは「偏向報道推奨主義」という解決策を提案されている。


政治家が「公平な報道」などを求める必要はない。むしろあらゆる報道を野放しにすべきだ。これはまさに報道の自由主義であり、報道の規制緩和だといえる。


極論をすれば、暴論でもいったんはその暴論を流通させ、その暴論を別の正しい報道によって駆逐すればよい。2ちゃんねるの「削除しない文化」などを思い浮かべて頂くと、理解しやすいだろう。そこにはデメリットもあるが、現にメリットもある。

これには、大賛成。

もうひとつ。政治と報道の関係については、at most countable: [at]キーワードは「透明性」では?(NHK政治介入問題)にある


問題を指摘した事は間違いではなかったと思うがもっと国民に見える所で行えば良かった。今後は公開の場で問題を指摘するようにしていく

という方向性が重要だと思う。