親への視点が尊敬だけで書かれているとき、私はなにか変だと思う

ちょっと古い記事ですが、印象に残った文章なので。


率直に言うと、娘からの好意の視点だけで書かれていた。批判するわけではないのだが、親への視点が尊敬だけで書かれているとき、私はなにか変だと思う。(朝日新聞がどうということはいっさい抜きですよ。)


親というのは、子供に、人間の全体というものを伝えるべきだと思う。全体というのは、すべてをかなぐりすてて生きている姿を子供に見せておくということだ。人間は卑近な存在だということも。

その下の記事から。


とりあえず、死なずに大人になればいいのであって、つらい精神的傾向をもった青少年期(少女期)というのはその人の運命そのものでもある。人は自分の運命を生きるようにできているのだから、と思う。