なんでもコンクリで固める国

田中角栄は新潟県にたくさん金を落したそうだが、ああいう金の使い方だから日本人はそれを許したと言う側面もあるだろう。

考えてもみなさい。

角栄公共投資新潟県はてなのような企業を育成したとする。そこに頭のいい人と元気な若者がたくさん集まって、何だかわからないけど楽しそうなことをやってたとする。角栄の不法な政治的圧力で、新潟県が楽しく活力ある地域になってしかも補助金なしでも継続して金が儲かるようになってしまったとする。

そんなことを日本人は許すだろうか。そんな創造的なお金の使い方をしていたら、日本人は怒って暴動を起こすだろう。いかに田中角栄といえども、それには逆らえなかっただろう。

日本人は山をコンクリで固めることが好きなのだ。角栄はたくさんお金を新潟に落としたが、基本的に山をコンコリで固めることにしか使わなかった。だから、田中角栄は尊敬され、総理をやめてからも長く政治的な影響力を保つことができたのだ。

はてなには、変なものが増殖している。だから、はてなをコンクリで固めたい人がたくさんいるのだろう。特定の政治的勢力ではなくて、我々の集合的無意識がいろいろな会社を後押しして、はてなにやってくるのだろう。

はてなが、もっとうまく立ち回りコンクリを拒否したとすると、はてなには、もっといろいろなものが茂るだろう。しかし、そうなったとしても、きっと来年になったら、もっとコンクリで固めたい人がやってくる。その圧力は強くなる。

日本人は山をコンクリで固めることが好きなのだ。地下水の逃げ場がなくなって、いつか国土が崩壊するとしても、それが好きなんだからしょうがない。

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