自分の住宅をセルフビルドするということ、それは、唯一、生産者と消費者の分断という現代の問題を解決する方法だと思います。「労働者=消費者=市民が自分自身で住宅を作る」というのは、まったく矛盾のない世界です。
自分自身で「自分の家を建てる、建てうる」ということは、「建てるという自由」を獲得したことになります。この自由は、自然と与えられるものではありません。学習し、理解し、まさしく「獲得」することなのです。
オープンソースの理念に通じる話だなあ。
ご本人は、AppleIIやMacから学んだとおっしゃっているが、全く違う分野から思想を引っこぬいてボコっとあてはめたというより、「家を建てる」ということの本質的を追求する姿勢から、自然と沸き上がってくるもののような気がする。それが、たまたまアラン・ケイやオープンソースと共鳴したという感じ。
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