朝鮮語を話せる人はいます

というツッコミが入りました。


端的にいうと,朝鮮語を話せる人はいます。その人物がいまでも朝日にいるか,また,当時新潟で取材に当たっていたかどうかは分からないのですが。

朝日新聞への会見拒否を解除(こちらに関連記事一覧)という記事に書きましたが、

  • 朝日新聞は会社として調査した上で、朝鮮語の読めない記者が朝鮮語の封筒を盗み見たと自社の紙面で発表した
  • 「記者は朝鮮語が読めたのか?」という疑問について、回答しなかった
  • 「記者は朝鮮語が読めたのか?」という質問項目について、自社の紙面に記載しなかった

という経緯を考えると、朝鮮語を理解できる記者が当時新潟で取材に当たっていたは思えません。

つまり、家族会からの単純な質問に答えるのを拒否して、その質問項目の報道を避けたのですから、そこには答えられない事情があるものと推測しています。


朝日を擁護する気はさらさらないですが,どこの社も体質的にそれなりの人権侵害を犯す危険は常にあるように思えます。特ダネがあるとイケイケになってしまうので…。

全社的な調査をした上で、嘘をついたまま問題を収束させたことを問題にしているわけで、そういう体質を持つこと自体を批判しているわけではありません。ジャーナリズムの本能としてそういう傾向があるのは仕方ないのかもしれませんが、それならば、よけいその本能とバランスを取るだけの良心が必要ではないかと思います。

人員やスケジュールに限界がある日常業務の中で全て完璧にやれと言っているのではなくて、大問題を起こしてしまった時くらいは「何が起きたか正確に調査して、それを踏まえて対策を考えるべきだ」と言いたいのです。

それと、これは単なる思想的な偏向報道や商業的な特ダネ第一主義ではなくて、北朝鮮からの指令に基づいて、被害者を苦しめることを目的とした意図的な問題報道ではないかという疑念を、私は持っています。