増元さんが最後に訴えたこと

from 北沢かえるの働けば自由になる日記

日本人の国語能力は、ここ10年間違いなく落ちているけど、「拉致」という漢字に限っては、読める人も書ける人もここ10年でかなり増えているだろう。僕は、10年前も今も読めるけど書けない。それは同じだけど、「ラチ」という音声を聞いた時の反射神経は全然違っている。

5年前に、駅前でこの人たちの訴えを聞いたとしたら、きっと「ラチ?何?拉致?何言ってんのこの人?変な宗教?」という反応しかできなかったと思う。

僕の中で「ラチ」が「拉致」になるプロセスのその間、ずっとこの人たちは、絶望的な訴えを続けてたのだ。


あとの10人。死んでいるということにすれば、日本の中でもう拉致問題は幕引きだ、終わりなんだという空気を作れる。ですから今、官邸が流している情報、有識者を通して国民の皆さんに徐々に、徐々に流している情報は、10人に関する根拠のない死亡情報です。

「政府が死亡情報を流してる」って本当なのか?


100人、200人を見捨てる国は、1億2千万人を失ってしまう国家になります。