波田陽区は「声に出して読む日本語」だ

波田陽区の面白さのヒミツはなんなのかという疑問が頭から離れなかったが、2ちゃんねるにはどこの板にも鋭い人がいるもので、長年の疑問が解き明かされてしまった。

http://tv3.2ch.net/test/read.cgi/geinin/1079200973/220-221n


隠れツボなんだが、「わたし、は・せ・が・わ・り〜えですわたし、は・せ・が・わ・り〜えです」ここの歌い方、リズムの取り方が見事なんだよ。


「プリンセス・テンコーです、私プリンセス・テンコーです」 の「私」の挟み方もうまいよな。
でもこれって彼のオリジナルの歌い方やリズムじゃなくて、昔からあるものなんじゃないのかな? 咄家のリズムに通ずるものもあるような。詳しくはわからんけど。

浪曲とか落語とか、日本古来の技を無意識に習得しているのね。ユーミンが短歌から吸収したものと同じだな。しかし、それを一回見ただけで見抜くのもすごいと思う。

この人が売れ出したら、作家を雇うかどうかが問題だ。やっぱりつまらないネタの方が、あの技を生かせると思うのだけど、それを通せるだろうか?