日本で資産家と言えば

(1/16追記: この項目はこちらと合わせてお読み下さい)

「要するにずるして儲けた低俗な悪党ばかり」だそうです。

私は資産家には縁が無いのでよくわかりませんが、確かに、起業がしにくいことの説明にはなるような気がします。「価値」を創造する人と「お金」を持っている人がリンクしない構造があるのは確かですね。

(追記) もう少し詳しく言うと、「価値を創造する人」と「お金を持っている人」が100%イコールになっている国はないでしょう。でも、どこの国でも多かれ少なかれ両者の重なる所はあるはずです。

同じ国の中でも見方によって違いはあります。ある人には90%が重なっていて両者はほぼ同じ人たちに見えているけど、別の人は10%しか重なりが見えなくて価値を創造してお金持ちになるのは例外的な人だと思っているかもしれません。

しかし、日本では「価値を創造する人はお金を儲けない」「お金を儲ける人は価値を創造していない」という信念があるような気がします。「両者の重なりが全くない」という信念がある、そして、実際の社会の仕組みもそうかもしれないけど、実際以上にこのことを確実な真理だと信じこんでいる人が多い。実際は、私自身も、このことの裏付けとなる情報を持っているわけではないのに、「儲けるのは悪党ばかり」と言われると、なんか納得してしまいます。

だから、社会の構造より、人々の信念が起業の妨げになっているのではないでしょうか。

(あれ、なんか前段と結論が違うなあ。まあ、いいや。私は数時間でコロコロ意見を変えますので、あまり信じない方がいいですよ)

(ズルという言葉つながりで関連記事: ガマンとズル)