書籍検索とオープンコースウエアのない言語は滅びる

Amazon.com全文検索についてはFlowerLounge経由で、ぬる風呂: アマゾンの壮大な試みの少し先を読むCopy & Copyright Diaryがわかりやすかったです。

この二つの記事によると、日本では権利の関係で同様のサービスを展開するのは難しそうですが、そんなこと言ってると日本語が滅びてしまうかもしれません。

現状でさえ、英語圏の書籍の市場は日本語の何倍もあって良書を入手しやすいのに、こういうサービスや無償公開で世界に広がるMITの授業みたいなものが、英語にはあって日本語には無いとしたら、やる気や好奇心や向上心がある若者はみんな英語で勉強するようになるでしょう。そういう層と日本語しか読み書きしない層がはっきり分化してしまうと思います。アジア諸国はもちろん日本の中もそうなるのが必然です。だって、勉強したり何かを考えるのにこういうツールがあるのと無いのでは、全然パフォーマンスが違います。

こういう問題は、国策として英語対日本語のサービス競争と考えるべきだと思います。