報道被害に関する貴重な証言?

文京区の女児殺人事件に関するスレに、被害者の親族の知人を名乗る人物が登場し、マスコミによる報道被害を語る。

 
(629)
「何の理由もないのに子供を殺されるはずがないだろう」
という命題を崩せない人は、この事件の真相を窺い知ることは
出来ないと思いますー。
「何の理由もないのに子供を殺されるはずがないだろう」
→「自分は身内や自分を殺される理由がないから大丈夫」
と思って安心を得たいという心理が、この事件の理由付けを
闇雲に与え、貼るなママがスケープゴートにされたんだと
私は思います。
(656)
若山ファミリーは事件の発生当初、あまりのショックにマスコミを
シャットアウトしたので何しろ好き勝手に記事を書かれてしまったんですよね。
(679)
叩いてたのは自称関係者の近所の人だけじゃなくて、マスコミ全体が
貼るなママ叩きムードで決着をつけようと方向付けがなされて
しまったんですよね。

異常な事件を脳内から排除したい→被害者を異物として排除する という一般人の心理は、村上春樹サリン事件の被害者を取材した「アンダーグラウンド」にも語られている。そのような意識にさらされることによる二次被害を、一貫したストーリーで語るというのはなかなかできない。この人は本物の可能性がかなり高いと思う。

ここで書いた「問題を抹殺したいという国民の気分」というのはこういうことだ。