ハウスキーパー問題
jounoさんに教えていただいてはじめて知ったことが、実に典型的な問題だと思う。
男達は、最初からハウスキーパーの役割をタテマエ通りには受け取っていなかった可能性もある。福永操は、ハウスキーパーに採用される女性達が、「世間知らずの可愛い子ちゃんのお嬢さんがハウスキーパーにされることが多い」、「(ハウスキーパーというのなら、)少し年輩のオバチャンで、世なれて世間を心得ていて、隣近所にたいしても非常にうまくおつき合い出来るような女のほうが適していたはずなのに」と指摘している
命がけの非合法活動で革命を起こそうと言うのだから、こういう問題が後回しになるのはしかたない。
しかし、革命が成就しても絶対にこの問題は取りあげられなかっただろう。このページの中で宮本顕治の「そんな問題は存在しない」という発言があって、それに本音が現れているが男たちはこういうことを考えたくないのである。黙殺したいのである。
男が女性観を変えることは、それこそ大変な革命なのだ。マルクス・レーニン主義もフェミニズムもそこは助けてくれない。フェミニズムを習えば、他の男を非難することはできるようになる。でも、フェミニズムでは自分の女性観を変えることはできない。