心の深みへ―「うつ社会」脱出のために


(学生運動の活動家は)「男女平等!」とか言っているけど、女の人をアゴで使ったりしている。

「「彼女たち」の連合赤軍」ではこの問題をかなり論じていた。連合赤軍は革命家である前にセクハラオヤジ集団であったこと。革命思想にかぶれても転向してもセクハラオヤジである内面は一切変化がないこととか。


(今の青年は)お釈迦さんとおんなじレベルくらいで悩まされている。だからものすごく大変です。

東浩紀のテーマはそこではないかと。本人に言ったら怒りそうな気がするが。


遺伝子でベーシックなパターンが決められていても、道でどんな人に出会うかということまでは遺伝子は決めていない

俺にもこの日記はじめてからだけでもいろいろな出会いがあるわけで、それによって人生が変わっていると思う。


このあいだタクシーの運転手さんがおもしろいことを言っていました。「このごろのお坊さんは死んだら世話してくれるけど、生きているうちは世話してくれませんな」つまり、死んでしまわないと、お坊さんの手に渡らない。生体のときはお医者さん、死体になったらお坊さん。かんじんの死の瞬間にはみんながパッと手を離しているんだから。

「死の瞬間」を見る商売が無いわけで、これこそ究極のスキマ産業ですな。


ITで世界中のことがわかる。たとえば中東和平のことだって、瞬時にして情報が伝わる。ところが、わからうんものは奥さんの心やと(笑)。奥さんが革命を起こしていることに全然気づかない。

Googleで検索できないものを探すというのが俺の長年のテーマで、これまでに発見したのは「自分の好きなもの」と「正しい宗教」。


わかっている情報をどんどん流すのはITでできるわけですよ。ところが、わからないことというのが非常に大事なんですね。自分でも自分のわからないところがあるし、それが何かの表示に飛びだしてくるとパニックになる。それは家族でもそうだし、友だちでもそうですよね。

ここだけはちょっと異議があって、ここなんかどちらかと言えば「わからないこと」を流しているような気がするんだけど・・・。ここを見てくれる人は何かわかりたくて見てるとは思えないんだが。